善光寺 リレーの境内使用反対

                     

今月26日に長野市で行われる北京オリンピック聖火リレーで、スタート地点となっている善光寺は、世界各地の聖火リレーで中国政府への抗議活動が続いていることから、善光寺の境内をスタート地点にしないよう長野市に求める方針を固めました。

北京オリンピック聖火リレーは、日本では今月26日に長野市で行われ、善光寺境内の本堂の前をスタートして、80人のランナーが市内中心部の18.5キロのコースを聖火をつないで走ることになっています。スタート地点となっている善光寺では、世界各地の聖火リレーチベット問題での中国政府の対応を批判する抗議行動が続いたことから、境内がスタート地点となることに反対する意見が出始めたため17日、幹部会を開いて対応を協議しました。関係者によりますと、協議の結果、善光寺の境内をスタート地点にしないよう長野市聖火リレー実行委員会に求める方針を固めました。長野市の実行委員会では、善光寺側の意向を確かめたうえで、スタート地点を境内の外に移すことや出発式などのセレモニーを縮小することなどを検討することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014058991000.html

善光寺のこの見事な決断をまずは心より歓迎したい。立場上非常に難しい決断だったと察しは付くが、やはりチベットでの中共の対応を考えると、そこは殺生を何よりも嫌悪する同じ仏教徒。抗議の意味を込めての今回のスタート地点辞退申請となったと思われる。
 もちろん今回の申請の理由はそれだけではないだろう。純粋に中国当局の重大な人権侵犯に嫌悪を覚えたり、世界から、そして日本国内から刻々と届く聖火リレーに対する批判的報道、その報道に対する中共の無神経な反発なども一因としてあるのだろうと思う。そして何より、会場である善光寺周辺のセキュリティーの問題にも起因する。
 日本国内からも幾つかの中国批判団体が沿道での抗議活動を長野県警に申請しているし、さらに「国境なき記者団」も大々的に抗議活動を長野で実行すると明言している。これに対し中国人留学生協会なる団体が、長野に2000人を送り込みチベット独立派に対し、抗議行動を行う計画があることが発覚している。これだけの状況を考えても穏便に済むはずが無い。間違いなく善光寺周辺の大混乱は避けられない。

 そもそも「聖火リレー」とは何か。平和の祭典であるオリンピック。そのオリンピックの象徴とも言うべき聖火。平和の象徴の代表的セレモニーである聖火リレーを走るランナーが必然的に帯びている役割。それは「平和を願う事」だ。その「平和の象徴」を「平和を願う人」が他民族を虐殺している開催国「中国」へとせっせと運ぶ。単純に考えて矛盾しているんだが、現在聖火ランナーを務めることが決まっているランナーで辞退するものはいないのだろうか。今回に限っては、その聖火がもつ意味が過去の大会とは違う事に違和感を持つものは居ないのだろうか。


 
下の者達はもう一度「聖火」のもつ意味を確認せよ。

-竹田恆和(タケダ ツネカズ) 男 日本オリンピック委員会会長

http://www.joc.or.jp/beijing/torchrelay/

・一般公募の方はここでは省略させていただきます。


■■参考■■
善光寺ホームページはこちら

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